部隊運用など4万5千件を特定秘密指定…防衛省
読売新聞 12月11日 13時9分配信
安全保障に関わる重要な情報を保護するための特定秘密保護法が10日施行されたことを受け、防衛省は同日、装備品や部隊運用などに関する防衛秘密を特定秘密に指定した。
件数は昨年末時点で244項目、約4万5000件に上る。その他の省庁は、秘密指定の手続きや管理などを具体的にまとめた規定を策定したうえで、特定秘密の指定作業を進める方向だ。
また、政府は10日、秘密の指定や解除が適正に行われているかどうかを監視する「独立公文書管理監」に、検察官出身の佐藤隆文・法務総合研究所研修第一部長を充てる人事を発表した。
管理監は審議官級のポストで、19の行政機関による秘密指定や管理などの運用状況を監察し、必要があれば是正を求める。事務局となる「情報保全監察室」も20人態勢で発足させた。室長は佐藤氏が兼任する。
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